新しい自分の作り方

BHSバーバラブレナンヒーリングサイエンス認定プラクティショナー/シカ・マッケンジーのブログ

クモ隊:ハエトリグモ観察

勝者の名前

キッチンの窓にアリがいると思ったらキラ子でした。日が暮れるまで長い時間がある夏の午後、つまり白昼に堂々と、しかも私の目の高さで、キラ子は明るい外光を楽しんでいるかのように見えました。 ――何を考えているんだ。ありえん。 私が知らないだけで、代…

キラ子の婚約者が登場?

電源コードを伝って歩く姿を見て以来、キラ子と会っていません。でも、 ――やつは必ず戻ってくる。 毎年の観察に基づき、私はそう判断しました。秋に向けての充実期、私の仕事部屋で過ごそうと決めているメスの隊員が、代々いるようなのです。それは、なんと…

万里の長城

昨夜から今朝にかけて、キラ子はいろいろな電源コードに登り、そろりそろりと歩いたり止まったりしていました。 私から見ると細いコードであっても、キラ子にしてみれば高速道路か万里の長城のように見えるでしょう。彼女にとっては見晴らしがよく、危険が迫…

頑固な性格

あと1時間でお客さまがいらっしゃるという時に、ふと見ると、キラ子が近くまで寄ってきていたのに気づいてゾッとしました。わざわざ目立とうとするかのように、白い電源コードの上に留まっています。 「危ないよ。何をしているの」 声をかけ、周辺にミニ掃除…

お盆前の作業

占星術の本に加えて、年内に少なくともあと2冊の書籍を翻訳させて頂くことになりました。私のパソコンはPDFファイルだらけになっています。 集中していると時間が経つのも忘れてしまい、危険です。時折、首を右に振ってキラ子がいないかどうかを確認していま…

ゴミと間違えそうになる

恐れていたことが早々と起こりました。ノートの上にゴミが落ちていると思い、取ろうとしたら風に吹かれたように動くのです。もしやと思い目で追うと、いやな予感が当たりました。キラ子です。いつのまにか、キラ子が私のそばまでやってきていたのです。 きち…

命名・キラ子

華々しく登場したベビー隊員を"キラ子"と名付けました。植木鉢に差したスティックに留まっている時に、目が光を反射してキラキラと光っていたからです。虫眼鏡で見たところ、体の模様はメス。小さいながら、動きは機敏です。しばらくは「キラ子お嬢様」と呼…

子孫が降臨

PCで校正作業をしていると、視線の隅に小さな点が。わざわざ私の視界に入ってくるそれは、ベビーぴょこたんでした。頭を上げ、周囲を見回しています。 私は早速、ベランダに放り出してあったお狩り場の植木鉢を取り込みました。カラカラに乾いた土に水をふり…

少年隊員活動開始

マンションの1階インターホン周辺の壁にクモ隊の少年隊員を発見。黒字に白のライン、体格は小さく、明らかに少年です。そろそろ活動の頃だと思っていたところでした。 オスは派手な姿をしているため、よく目立ちます。存在をアピールしないとね。

頼もしい存在

家族の者たちの休暇を応援すべく、お留守番をしています。少々古い家屋に滞在し、ミニチュアダックスのお世話中。私がずっとPCで仕事をしているために、犬は退屈そうな表情です。 この猛暑のせいで、昆虫は巨大化しているのでしょうか? 一昨日前に、巨大…

狩りの現場に遭遇

月に一度、診てもらっている漢方薬のお店に行きました。広い店内に置かれたソファの前に、不規則な円を描いて飛ぶコバエが一匹。夏ですね。 ただならぬ視線を感じたのでそちらの方を向くと、クモ隊の隊員がいました。ぴょこたん系のハエトリグモです。床の上…

お狩り場アウトサイド

気密性の高いマンションでも、小さな虫は排気口から難なく入ってきます。今朝はお風呂場で、白いクモ隊隊員を発見しました。換気の穴から入って浴槽に落下し、滑って脱出できない様子です。 ――困ったな。私はもう服を脱いでしまったし。 とりあえず、一時捕…

どんな考え

土曜日にテレビ台の下に網を仕掛けたクモ隊の隊員は、時折位置を変えながら獲物を待っていました。今日、結構な獲物候補がそのエリアに入ったのですが、狩りは失敗。その後、隊員はどこかに姿を消してしまいました。 何か考えがあるのでしょう。別の場所に網…

ドキドキの季節

先週の土曜日、網を張るタイプのクモ隊が活動しているのを見ました。壁ぎわの、少し離れたところで2隊員が同時に作業を始めたのです。感動して、じっと見てしまいました。小さな知的生命体が活動する、ドキドキの季節の始まりです。 光の者たちがリビングル…

きらめく羽根たち

まだ夜は肌寒く、光の者たちを外に送り出すのはためらわれました。体は大きいけれども動きが鈍い者は、暖かい室内にいさせる方がよいでしょう。パソコンの画面や私の目の前に近寄ってくる者がいるのは、光や暖かさを必要としているからだと思われます。私は…

春の嵐

今日の東京は朝から強風が吹き荒れています。光の者たちを窓の外に出そうにも、とうてい不可能なほどの風圧です。それを察してか、今日は全体的におとなしい雰囲気。ふと気づくと、彼らの生命のバイブレーションも感じ取ろうとしている自分がいます。エネル…

小さき者は

光の者たちの中でも、まだ幼くて身体が小さい者は飛ぶ力も強くありません。気圧が異なる外の環境へ、頑張って送り出してあげました。ちっちゃい子を見送るのは嬉しいものです。 使命を終えて居間で亡くなる者たちは、どういうわけか減っています。私が知らな…

太陽を拝む者たち

ブログに書いたからとは思えませんが、光の者たち(=植木鉢の土から生まれた羽虫)が室内を闊歩する数はやや減りました。また、私の方でも、見かけるたびに窓へと運び、屋外に出してやっています。外気に触れるや瞬時に飛び立つさまは、やはり驚異的です。 …

死がある暮らし

羽虫に対するリスペクトが生まれるまでの道筋は、私にとってはなかなかドラマチックでした。最初は誰もがするように、それが飛んでいる姿を見て不快になり、ぱちんと叩いて殺し、捨てていました。 この羽虫が室内を飛ぶスピードは、夏場のコバエよりもはるか…

朝の日課

3月はパクチーの種をまき、ぴょこたん系のハエトリグモがやって来るのを待ちます。その間、室内の容器には土だけが入っており、そこから小さな羽虫が生まれては飛び立っていきます。 初めは鬱陶しく感じていましたが、私はだんだんと、その者たちをリスペク…

見えない生命体

テレビ台の前に置いていたバスケットを移動させ、クモ隊が再び網を張るのか見てみました。 ――張らない。 観察を始めると、隊員たちはすっかり姿を隠してしまいました。なんと奥ゆかしいのでしょう。私の観察がどうというより、バスケットを移動させたことで…

今年もよろしく

暖かい日が少しずつ増えてきました。そろそろクモ隊のシーズンです。部屋の隅に置いていたバスケットをふと動かすと、その裏側の床に二か所、何かが小さく溜まっているのを見つけました。 綿棒でそっと集めてみると、カサカサに乾いた羽虫の残骸。早くもクモ…

最近の話

昨日はアメリカにいる師匠との個人セッション。「そういえば最近、きみはクモ隊のことをあまり言わないね」とのご質問に「例年より早めに冬ごもりを始めたようです」と答えました。 「では来年の春まで待つことになるのだね。いやしかし、冬におなかが空いて…

霊妙なる箱

賢いハエトリグモ、ぴょこたん隊員が中にいるかもしれないから、と思って廃棄を中止した電子レンジ。電源が抜かれたそれは、我が家のリビングの床の上に、どすんと置かれています。 「いるかもしれない」という思考がいつの間にか変化し、確証もないのに、な…

断捨離:痛恨の判断ミス

10年以上前に同僚から譲り受けた電子レンジをついに処分することに決めました。ここ数年は使っておらず、通電すると火災の危険もあるかと思ったからです。それに、私は鍋やフライパンでの調理を好みます。 区の粗大ごみ収集予約を完了し、あとは収集代金のシ…

リボンの中は

ぴょこたん隊員はお狩り場を離れ、ファイナルチェックから移動、越冬へ。私は少しずつ部屋の片付けを進めています。 ぴょこたんが一泊滞在していた、あの黒いリボンの周囲もていねいに拭き掃除をしました。ぴょこたんが蝶結びの輪っかの中に、うまい具合に寝…

ファイナルチェック

地震が起きて部屋が揺れようと、何の音沙汰もないぴょこたん隊員(ハエトリグモ、メス)。過去を振り返ると、彼女の行動の意図がまた一つ、明らかになったような気がします。 私がBBSHJのClass 5で名古屋に行こうと荷造りを始めた頃、ぴょこたんは突然、寝転…