新しい自分の作り方

BHSバーバラブレナンヒーリングサイエンス認定プラクティショナー/シカ・マッケンジーのブログ

キラ子の婚約者が登場?

電源コードを伝って歩く姿を見て以来、キラ子と会っていません。でも、

 

――やつは必ず戻ってくる。

 

毎年の観察に基づき、私はそう判断しました。秋に向けての充実期、私の仕事部屋で過ごそうと決めているメスの隊員が、代々いるようなのです。それは、なんというか、契約にも似た明確なルールのようにも感じられるのでした。

 

「では、私たちメスは、クーラーが効いた、このお部屋にいましょうね」。私はキラ子に感情移入し、私もメスの隊員グループの一員なんだという自覚が強くなってきています。

 

というのも数日前に、玄関でとんでもないものを発見したからです。それは0.1mmほどの黒い点。外気から入る粉塵にしては粒子が大きいなと思い、持っていた紙でそっと突いてみたところ、動く。

 

「ちょ、誰なん?」

 

自然に声が出ました。ここ数年の私は、未確認の物体を見ると「誰」と声に出して尋ねる癖がついています。この粒子はあまりに小さく、コバエなのか、クモ隊なのかがわかりません。

 

すると、ちょろちょろと動くその粒子は、空間をワープするかのように、A地点からB地点へと飛びました。この瞬間移動のさまは、まさしくクモ隊。極小サイズなのに、いっぱしの跳び方です。また、粒子のようなこの小ささならば、たとえ鍵穴の隙間からでも、すいすいと入ってこれるでしょう。

 

これはキラ子の婚約者かもしれません。すごいメスには、すごいオスが似合います。そして、オスは玄関から入ってくる。