新しい自分の作り方

BHSバーバラブレナンヒーリングサイエンス認定プラクティショナー/シカ・マッケンジーのブログ

心理学、神話

【占星術】新刊訳書のご案内

一年ちょっとぶりに、新しい訳書を刊行させて頂きます。タイトルは『うつくしい西洋占星術の世界』。翔泳社さまより、2023年10月6日発売です。 店頭にお目見えするまで、まだ2か月もありますが、アマゾンで内容の一部をご覧頂けますので、占星術がお好きなか…

神話のストーリー

3冊セットで20%OFFだそうです。 神話学者ジョーゼフ・キャンベルの提唱した神話理論〈ヒーローズ・ジャーニー〉を物語創作に応用したクリストファー・ボグラーの『作家の旅』の刊行を記念して、関連書3冊セットを「20%OFF」にて販売中!¥8,470 →¥6,776https:…

帰省シーズン

毎年この時期になると、ヒーリングセッションで話題になるのが"帰省についての悩み"です。家族の絆は深いため、無意識層にガッツリと響いても不思議ではありません。 今年は新型コロナのオミクロン株の市中感染が確認され、帰省を控える人も出てくるかもしれ…

重版出来

しばらく在庫切れとなっておりました拙訳『ヒロインの旅』(モーリーン・マードック著、フィルムアート社)を重版して頂ける運びとなり、まもなく販売開始となります。 ヒロインの旅 ──女性性から読み解く〈本当の自分〉と創造的な生き方 作者:モーリーン・…

はじめてのクリスマス

私の実家は浄土真宗で法事をします。 だからクリスマスは関係ない……そう思って、毎年、今の時期を冷めた思いで過ごしてきました。 東京のどこかの施設では10月の終わりから、もうBGMがクリスマスソングになってたし。勘弁してよ、って思いました。 それが今…

イナンナの冥界下り(6)

妻が死の国で囚われても悲しみもしない夫。前回の記事ではドゥムジという名の夫に非難が殺到しました――というのは嘘です(ごめんなさい)。それよりも多かったのは「ほうら、やっぱり。どうせ男なんて、こんなものよ」という感想だったように思います。 あな…

イナンナの冥界下り(5)

死の世界には厳しい掟がありました。私たちが死を恐れるのも、無意識にこの掟の存在を感じ取っているからかもしれません。 イナンナが門へ急ぐとアヌンナキたちにつかまりました。「このまま帰ることはできません。イナンナさん、あなたがここを出て行くなら…

イナンナの冥界下り(4)

冥界でイナンナは死体にされてしまいます。地上では、出かけたきり帰ってこないイナンナを従者が心配していました。 地上の従者ニンシュブルは三日三晩経ってもイナンナが帰らないので命令を実行に移しました。丘の上で泣き、玉座の間でも太鼓を叩いて苦しみ…

イナンナの冥界下り(3)

冥界ではエレシュキガルが伏して泣いていました。「ああ、胸が苦しい! おなかが苦しい!」 光に満ちた地上の女神イナンナとは正反対に、姉のエレシュキガルは地底の闇で苦しんでいました。 死=安らかな眠り、とはいかないようです。というのも彼女は突然生…

イナンナの冥界下り(2)

死の国を見物に来たイナンナは、門をくぐれと命じられます。門はいくつもあり、一つくぐるたびに身に着けている物を取らなくてはなりません。 最初の門で、誰かがイナンナの頭飾りを取りました。「何をするのです!」「お黙りなさい、イナンナさん。これは冥…

イナンナの冥界下り(1)

誰にも見せたことのない怖い顔、醜い顔――そんなものは見ないで生きていたい、笑っていたい。ネガティヴな自分、ダークな自分。それって、もしかしたら"死"なのかも。 だったら死を見てみたいな! 女神イナンナはそう思って死の国に行きました。 その顛末を描…