しばらく在庫切れとなっておりました拙訳『ヒロインの旅』(モーリーン・マードック著、フィルムアート社)を重版して頂ける運びとなり、まもなく販売開始となります。
(本日現在はまだ、中古で高いお値段がついております…)
この本は私の訳書の中でも思い出深い一冊です。女性として生まれ、女らしくなるべく育てられたはずなのに、なぜか受験戦争&就職競争に巻き込まれ、ガリ勉して頑張ったあげくに「女の子は嫁に行くべき」と言われ、私の青春時代はいったい何だったんだ、という。そのからくりが、めちゃくちゃはっきりと書かれているんです。
娘の混乱は母の混乱でもあるのだ。
娘の心を癒すためには、母の心の軋轢もまた癒されなくてはなりません(^◇^)
つきつめていくと、娘だ母だと分けるのではなく、女性全体が癒されるべきではないですか、という結論に。いえ、そこで終わりではありません。母なる大地を、自然を、地球を癒して共存しようではないですか、という、スケールの大きな視点へと導いてくれます。
在庫をお待ちくださっていた皆さま、ぜひお早めにお求め頂けたらと思います。私も数冊購入する予定です。