新しい自分の作り方

BHSバーバラブレナンヒーリングサイエンス認定プラクティショナー/シカ・マッケンジーのブログ

俯瞰すること

ハエトリグモ観察日記です。昨日、玄関の方へ行ったと思われた少女隊員[註:このブログではクモ全般を「クモ隊」と呼び、一匹ずつを「隊員」と呼んでいます]は、本棚にかけたスダレの上の角に、しばらく駐留していました。スダレは茶色。クモにとっては完全な保護色です。

 

その一角は、ぴょこたん隊員も、通りすがりのいかついオス隊員も、たまに駐留していた地点でした。ほう、と思っていると、

 

 

――きみは そこから なにを まなびとる!

 

 

ひよこ隊からのスピリチュアルメッセージです。この「何を学び取る」という声は、たまに聞くのですが、いつも鋭い周波数で私の側頭部に突き刺さってきます。はいはい、また学びでございますか、と思いながらしばらくすると、はたと思い出しました。

 

 

――最長軸だ。

 

 

最長軸という言葉を使う人はいないかもしれません。私がずいぶん前に、映画撮影の授業の通訳をしていた時に、現場の奥行きを一番長く取れるポイントを探す時に、先生がlongest axisと言ったので、それを直訳したのです。

 

カメラマンの隣に立ってカメラアングルを確かめる映画監督のように、私は少女隊員がいるところの近くに立って、部屋を見まわしてみて驚きました。その一角からは、隊員がうろうろして狩りをしていたエリア全体が俯瞰できるのです。彼女はそこに移動して、

 

 

――現場全体の地形を把握して、作戦を練っていた?!

 

 

となると、ハエトリグモの知能は非常に高度だと言えます。低次の領域で肉体を駆使して食物を獲得し、ある程度に達すると、高次の領域に移動して現実を俯瞰する。もちろん、本人に確かめる術はありませんので、あくまでも推測です。

 

 

一夜明けて、朝10時過ぎても彼女の姿はまだ見えません。次はどこから現れるのか楽しみです。いったん離れて全体を俯瞰する賢さについて、今日は私も考えてみたいと思います。