地震が起きて部屋が揺れようと、何の音沙汰もないぴょこたん隊員（ハエトリグモ、メス）。過去を振り返ると、彼女の行動の意図がまた一つ、明らかになったような気がします。
私がBBSHJのClass 5で名古屋に行こうと荷造りを始めた頃、ぴょこたんは突然、寝転んでいる私の後ろをテケテケと歩いて部屋を横切ったのでした。身体が小さな隊員にとっては大移動です。そして、お狩り場とは反対側の、本棚のエリアに登っていき、本の背としおりの隙間で一泊。その翌日は壁を這い回り、きょろきょろしながらお狩り場に近づくような、そうでないような素振りをしていました。
思うに、あれは、冬ごもり前の"ファイナルチェック"だったのかもしれません。飛んでいる虫がいないか、最終確認をしていたのではないかと思われます。実際、気温が下がってきた今、お狩り場周辺はしんと静まり、小さな羽虫一匹飛んでいません。
Class 5を終えた私はドキドキしながら帰宅したわけですけれども、ぴょこたんは姿を消した後でした。その痕跡らしき糸を見つけた件は前にも書かせて頂きました。意外にも、ぴょこたんはキッチンのエリアに隠れているのかも……だとすると、冷蔵庫の裏あたりでしょうか。あそこはきっと、ぬくぬくです。
いなくなったようでいて、どこかに存在しているであろうぴょこたんは、常に室内を見ているのであろう。そう思うと、不思議な力を感じます。なので、ハエトリグモ観察的にはオフシーズンになるのですが、ブログ内にカテゴリーを作りました。そして、来年のシーズンを待つのです。
