再びハエトリグモ観察日記です。身近な生物の力を借りて、エネルギー意識についての気づきを得ていきたいと、ますます思うようになってきました。
昨日、夜の挨拶の言葉をブログに書いたからでしょうか。ぴょこたん隊員が驚くような反応を示しました。真っ暗に消灯する前の合図として、2度目の「もう寝ますよ」の挨拶の声をかけ始めると、ゆっくりと寝床に入っていったのです。
――消灯パターンを学習した?!
音声と光の変化の組み合わせなら、知覚しやすいのかもしれません。隊員たちにとっては、視覚に対する刺激が優勢なはず。
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しかしながら、視力がよすぎるために、やはり透明のプラスチック容器は苦手なようですので、使用をやめることにしました。昨日もぴょこたんはプラ越しに小さい虫を見つけて反応しましたが、いかんせん、容器の向こう側に虫がいたので狩れなかったのです。陶器のお皿の上に狩り場を作り直しました。
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もう一つ、水分補給の問題です。家グモ愛好家の間で「砂糖水接待」という表現がよく見られます。綿棒の先に砂糖水をふくませてハエトリグモに差し出すと、寄ってきてちゅーちゅーするらしいです。
二、三の隊員に試してみましたが、どれも警戒されて失敗に終わりました。うちの隊員は水を飲まないのかと思っていました。
ふと昨夜、狩り場に仕掛けたティッシュ(コーヒーを染み込ませてあります)を見ると、ぴょこたんが降りてきて、そこから水分を摂っているようでした。夜更けにコーヒーを飲むぴょこたん。ほろ苦い大人の香り。
それもいかがなものかと思ったので、砂糖水をたっぷりとティッシュに含ませたものに差し替えました。そのためか、今朝のぴょこたんは元気に早起きしてきました。なんだか、ワクワクしたような足取りで、狩り場に興味を示しています。
去年の秋に比べると、生育環境は大きく変化しつつあります。ぴょこたんが日記を書くとしたら、「あいつが水場の設置方法を学習した?!」となるのかもしれません。戸惑いながら歩み寄り続ける、双方のコネクション。