じゅうぶんに気をつけているつもりなのに、原稿の誤字を見落としてしまうのはなぜなのか…
たとえば、ブレナンヒーリングサイエンスでは人間の存在には4つの次元(肉体、オーラ、ハラ、コアスター)があると唱えられていますが、在校生向けの宿題のPDFを確認していると、いつのまにか一か所だけ「5つの次元」と書いてしまっていました(4年生の皆さま、申し訳ありません)。
――5つめの次元って何やねん!
人間には失敗がつきまとうものだ、と自分に言い聞かせてみても、やっぱり落胆はしますので、「それが にんげんの あるがままの すがた!」と、ひよこ隊の口調を真似てみました。
すると彼らが即座に、
「だが かんせいを めざして みがきつづける すがたこそ うつくしい!」
と付け足してくれたので驚きました。ちょっと元気出ました。
もう何度目かの校正作業です。
でも、ふと「5つめの次元があるとしたら何なんだろうな?」と思いました。ただ偶然にキーを打ち間違えただけだとしても、その偶然は必然だということも、結構あるのです。
進化する人類の一員である自分が、無意識にPCのキーを叩いて新たなる真実の扉を開いた、という可能性もあります。少なくとも「5つめがあるとしたら何かな?」と考えるだけでも面白いでしょう。
完成を目指して磨き続ける姿こそ美しい――ひよこ隊の言葉に戻ると、なかなか味わい深いです。ちょっと涙も出てきそうなのでした。