外での仕事から戻るとキラ子は朝いた場所と同じエリアにいました。ほとんど動かず、じっと正面を見ています。そのまま何時間も過ごし、夜にゆっくりとハウスのエリアにやってきました。
今日はどこで寝るのかと思って観察していると、ぽてっと、二度も床に落下しました。命の危険が迫っているのかもしれません。
ティッシュペーパーを折りたたんで水をふくませ、少し離れたところに置いてみると、ゆっくりと警戒しながら近づき、ティッシュの上に下りてきました。水分摂取をしたと思われます。
その後、カゴの下の隙間にゆっくり入って姿を消しました。ようやく就寝です。
これまで、私はクモ隊隊員が脱水症状で弱ったところを見たことがありません。お狩り場の土はいつも湿らせてあるのですが、キラ子はしばらくそこには行っていません。動きが鈍いのは、何かの理由があるのでしょうが、ちょっと注意して見ておかないとな、と思いました。
