昨日の言霊実験は驚異的な結果を生みました。「ヒマですね」と３回書いてブログをUPした直後に、私はあることを思い出したのです。それは東京都美術館で開催中の、エゴン・シーレ展。行くまいと思っていましたが、4月9日で終わってしまうので、これが最後のチャンスとばかりに、ローソンに走ってチケット購入しました。
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30年ぶりの回顧展とあり「うーん、あれからもう30年も経ったのか」と思いましたが、自分の年齢と合わせて振り返ると計算が合いません。どうやら私は若い頃にシーレの画集を見過ぎて、すっかり展覧会に行ったものだと思い込んでいたようです。
もう一つの原因は、別の美術館でオスカー・ココシュカの版画を見たことです。ココシュカはシーレと並び称される芸術家であり、今回のシーレ展でも作品が展示されているそうです。私の中では「ココシュカを見たことがあるならシーレも見たはずだ」となっていました。なんとも都合よく記憶が捏造されています。
★★★
ココシュカさんとシーレさんは、私の中では、やたらと人間味を感じさせる芸術家。思い出すと妙につらく、痛みを感じます。だから展覧会は行かない、と思っていたけれど、やっぱり行きたかったのでしょう。「ヒマですね」と呟いた途端に体が動いたということは、「私には時間がない、だから行けない」という思い込みが破壊されたからだと思います。
というわけで、シーレ展。終了間近のあたりで行ってきます。
