明日は私がヒーリングを受ける日です。でも、師匠との会話だけで終わるかもしれません。前回は左脇腹を前から刺されるような違和感を見てもらいました。「きみの意識を宇宙に拡張しようとしたら、きみとパートナーだけが別の小宇宙にひょいっと入ってしまって、それ以上広がらない」ということでした。
その小宇宙に入ってしまうと、ひよこ隊の声も聞こえません。また、彼らも話しかけてこないのでした。すーっと近くまでやって来て、あとは無言です。これが"見守り"というやつでしょう。
この小宇宙こそタイムカプセルです。凍りつき、時間は止まり、そこからどこへも行こうとしません。
かなり面倒くさいのですが、がんばって、小宇宙の声を、そっとつぶやいてみます。すると、少しずつ、彼らとの対話が始まるのでした。
声を発するまでに、どれだけ長い時間がかかったことでしょう。ずいぶん前にも、激しい声を発したことがありました。何かが爆破され、おだやかな静寂が訪れた。それなのに、また小宇宙が現れた?「それは まとりょーしかの ような こうぞうに なっている」とだけ、彼らは言いました。
マトリョーシカとはロシアの人形です。入れ子になっていて、大きい人形をぱかっと開けると、中にちょっと小さな、同じ形の人形が入っています。また、それをぱかっと開けると…という。
ひよこ隊のメッセージが正しいとすると、何年もかけて癒しが進むと、人形は小さくなってくるはずです。楽になってくる。しかも、何度も同じ形の人形と対面していますから、「ああ、またあれか」と慣れてくる。めちゃくちゃな不満を人にぶつけることが減ってきます。
マトリョーシカの現世の分を全部開け終わってもまだ問題が残るなら、前世の分を開けることになります。『コアライトヒーリング』下巻では地図のような形で平面図として描かれています。