「私の運勢は?」「あの人との相性は?」という好奇心から星占いを見る。それをきっかけに、ゆっくりと歩み続けていると、ある境地にたどり着きます。
それは、宇宙との対話。
対話を始めるためのマップが「出生図」とか「ホロスコープ」、「バースチャート」などと呼ばれる図です。昔は天体の運行表を見ながら手書きで作成されていましたが、今はインターネットのサイトに自分の誕生日を入力すれば、無料で作れます。astro.comが有名で、私も使わせてもらっています。
誕生日や誕生時刻、生まれた場所を入力しますと、自分がこの地球に誕生した瞬間の、宇宙の星の配置が円の図となって表れます。だからどうなんだ、と言われると、ただそれだけなんですけど。
太陽と月とが、いい具合にバランスがとれた位置関係にあると、おだやかで安定した人柄、となるのかもしれませんが、「今日の、たった今の、太陽と月の位置関係のバランスを感じることができるか?」と問われたとしてもわからないと思うんですよね。
すごく潜在的な、めちゃくちゃ大きな観点だと思います。出生図は、プリントアウトすれば手のひらの上に乗りますが、実際の宇宙はとんでもないスケールです。
それを、あえて図にする。
あえて図にする、というフレーズが私は気に入りました。