念入りにお掃除していると、そろそろ、目につきます。気候が暖かくなってきて活動性が増している、クモ隊の網が。
玄関の真上に堂々と陣取っているクモ隊員を、私は冬の間、毎日悩ましく見ていました。まったく動かず生死が不明だったのです。でも、私はブレナンヒーリングサイエンスの認定プラクティショナー。クモの生体エネルギーフィールドが知覚できなくてはなりません。
「これは……生きてる。死んではいない」
動かないように見えて、くるくる回ってる。風のせいではない回り方です。すると先日、開放したドアの隙間から小さな羽虫が入ってきた瞬間に、活発に動き始めました。すごい! すごいぞクモ隊! ヒーラーとしては、クモの敏感さに学ぶところが大きいです。
★★★
堂々と、見えるところに網を張るクモは観察も容易で、愛着がわきます。でも、隠れて網を張っているやつは、イヤだ。目をこらさないと見えないぐらいに小さなユウレイグモの一種とはいえ、こそこそしているようで、いい感じはしません。
すると、私のガイド、宇宙ひよこ隊が話しかけてきました。
「かくれて いる ものは おくびょうで よわい
かれらは じぶんの ちいささを しっている
きみは かれらを あるがままに
うけいれることが できるだろうか?」
ああ、そうだった。そうでした。掃除機の振動に驚いて逃げていく姿を思い出し、申し訳なく、また、愛を感じました。
でも、隠れている隊員には明日、外に移動してもらいますけどね。隠れ場所は見当がついています。