昨日はBBSHジャパン2年生のミッドクラスがオンラインで開催されました。ご出席の皆さま、お疲れさまでした! 期末試験についての発表もあり。頑張って頂けたらと思います。
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さて、今日もハエトリグモ観察日記です。このブログではクモ全般を「クモ隊」、個々のクモを「隊員」と称します。
昨日の夕方、少女隊員は面白い場所に姿を現しました。タロットケースの近くに置いてある、ペンケースです。それは自衛隊グッズの迷彩柄。クモ隊にとっても、迷彩柄は身を隠すのに最適なのかと思うと、再び感心します。
――ここに隠れているつもりだな?
安心していると、夜になって恐ろしいことが起きました。
オンライン授業の通訳をしていると、視線の隅で何かが動いているのです。
――誰?!
zoomをしているパソコンのモニターの左上の角っこに、メスの隊員がいます。少女か?
PCから遠く離れた棚にある、あの迷彩柄ペンケースを見ると、その付近に少女隊員の姿がはっきりと見えました。すると、今、私の部屋には隊員が2匹いる。PCエリアと、棚エリアに。
――PCの上にいるのは、ぴょこたん隊員?!
ぴょこたんらしき隊員は、私のパソコンによじ登ったり、机の上のランプに飛び上がったりと、えらく活動的です。久しぶりに机のランプをつけているので、興奮したのでしょうか? ランプから降りたかと思うと、銀製のペン立てに張り付き、中に入ろうとしています。私は通訳仕事の合間にちらちらと、両方の隊員を目視しました。
――これはもしかして、縄張り争い?!
2匹のメス隊員の間で板挟みの状態で、オンライン授業をすることになろうとは。
休憩時間になると私はほっとして、PCのカメラをオフにし、状況を把握しようと動きました。いまや少女隊員は床に下り、ぐいぐいと自分のスペースを広げるかのように、私のPCエリアに接近しています。喧嘩をされては困る。私は少女隊員の近くに行き「やめなさい! 何をしているの!」と言わずにはいられません。
――そうだ。明かりを暗くしよう!
これまでの経験上、隊員たちは照明を暗くすると、視界が働かなくなりますから、おとなしく物陰に隠れます。机の上のランプを消し、部屋全体のライトも調光器でやや暗くして、事なきをえたのでした。
この一連の出来事を、私は今も深く考えています。見えないところで何が起きているのか……そういえば、昨日の授業では遠隔透視のエクササイズがありました。いくつかターゲットを透視するのですが、私はどれも"動き"についてほぼ正確に当てることができました。この能力を、クモ隊に対しても発揮したいものです。そのためには、思い込みをなくし、無になって観察を続けねばなりません。