ハエトリグモ観察日記です。このブログではクモを「クモ隊」、個々のクモを「隊員」と称します。
昨日私が体験した驚きは相当なものでした。スダレの上から部屋全体を俯瞰していたと思われる少女隊員は、午後になって突然、部屋の反対側、いつもの棚のエリアに姿を現したからです。そこは私が、ある理由から「いずれは、このあたりで獲物を狙えばいいのに」と思っていた場所。隊員と私の見解が一致しました。こうして私はだんだんと、彼らの思考が理解できるようになるのでしょうか。
そこには私のタロット道具類も置いてあるのですが、少女隊員はおかまいなしに、絹のケースの上を歩いたりしていました。去年のぴょこたん隊員とは違い、遠慮がありません。棚の上に並べてある、宇宙ひよこ隊のイラストの額にもよじ登っていました。
透明でつるつるのアクリルフレームは、隊員にとっては面白くない場所でしょう。天然素材で凹凸がある、籐のバスケットの裏で夜は寝て、朝から表に出てきて作戦を開始するパターンが多いように思います。表で見張っていても意味がなさそうな時期は、たぶん裏でじっとして体力を温存しているのかも。今日は姿を見かけません。
動いても利がない時は表から退き、安全な場所で休んでおく。これもまた、見習いたいことです。
