学生時代の私は、なぜかバリバリに「見える」力を発揮していました。なんだろうこれ、変だなと思いながらも「こんなものが見えたのですが」と言うと、「それは田舎のお婆ちゃんの家です!」とか「今ちょうど、そういうものを作ろうとしていたところなんです!」とか、驚きの声を頂いたりしていました。
ですが、もちろん、何の脈絡も感じられない光景を見たりして「うーん、ちょっとわかりません」と言われることもありました。
当時、私はHSP(超感覚的知覚)の能力にものすごく惹かれていて、意図的に情報を取りに行っていたのです。取りに行けば、情報は取れます。
でも、ヒーリングとは、そういう情報を取りに行ってクライアントを驚かせることではありません。
今は、どなた様に対しても、とりあえず無になってコネクトさせて頂きます。自然に見えてきたもの(見えるとすれば、象徴的な映像です)を、好奇心を持って追跡していきます。
見える時は見えます。
見えない時は、見えません。
見えない時は、見えないこと自体に意味がある、と捉えています。
「私の過去生を見て下さい!」とリクエスト頂いても、全然見えない時がある一方で、「何が見えるとか、言われてもどうしようもないから別に聞きたくない」とおっしゃる方のセッションで、過去生が鮮明に見える時があります(もちろん、何が見えたかはお伝えしません)。
すごく面白い世界です。