かつて無償でヒーリングをさせて頂いた方々の中には、肉体を離れて光に還られた方も少なからずおられます。悲しみよりは、出会えたことの喜びの方がはるかに大きいです。それはもう、比べ物にならないほどです。
昨夜もなぜかそのことを思い出していたところ、今朝、また一人、あるお方の訃報が届きました。肉体を去られたことを、親族のどなたもご存じないまま数ヶ月経っていたそうです。
私はそのお方のお部屋でヒーリングをさせて頂いたことがあります。ヒーリングが終わると起き上がり、とてもかわいらしい表情で、傍にいた恋人の女性にほほえみかけました。女性の方は「ふんっ!」という不機嫌な顔をしました。お互いに素晴らしい光の存在なのに、現世で生きていくのは何かと大変なのです。
それでも、そのお方と、当時のその恋人の女性の縁結びをしたのは、図らずも私だったこともあり…ご縁は続き、お別れのお知らせを頂くことができました。
いや、お別れというのは、ありません。ヒーリングなどしていると、死は終わりではないことを日々感じます。
そして、ただ一度だけのヒーリングセッションであっても、深いつながりを持たせて頂くことで、あたたかさの中へ旅立って頂けることも、あるのではないかなと思います。というのも、あのお方を思う時、私はとてもあたたかいものに包まれる気がするからです。