新学年の初回の授業週が終わりましたので、ひとやすみ。ずっと描きたかったひよこ隊の絵を描き始めました。今回は初の大判、八つ切りサイズに挑戦です。ここのところずっと私が視ているビジョンに近づけるのに試行錯誤しながら、ゆっくり作成することにします。
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それにしても、"どえらいヒヨコ"大谷翔平選手の言葉は深みがあります。
「憧れるのをやめましょう」
生活のあらゆる場面において、一撃で問題を解決する魔法の言葉になるのではないでしょうか。私はずっと、自分の周囲で起きることに当てはめてみていますが、ものすごく面白いです。
憧れるのをやめた時、真の人間どうしの交流がスタートします。それはみっちりと肉が詰まったような、めちゃくちゃリアルな感覚を伴います。上にあがっていたエネルギー意識が下におりるのでしょう。目の前に相手がいるわけでもないのに、においまで感じられそうです。
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憧れるのが悪いとは限りません。二極分化を生むような憧れ方が、まずいのです。その二極とは、たとえば次のようなものです:
相手が上=素敵、強い、パーフェクト、自分にはかなわない
自分が下=素敵でない、弱い、完璧ではない、相手に勝ることはできない
優劣による二分化は、やがて醜いものを生み出します。つまり、勝てば奢りが生まれ、負ければ卑屈さが生まれる。
それとは異なる意識が、たとえば「勝っても負けても、野球って楽しい!」という大谷選手の態度に表れているでしょう。野球小僧と呼ばれる所以ですね。そしてまた、私はやっぱり、彼はすごいヒーラー的存在でもあると思います。