新しい自分の作り方

BHSバーバラブレナンヒーリングサイエンス認定プラクティショナー/シカ・マッケンジーのブログ

回数券~最後の一葉

ヒーリングのプラクティショナーの仕事のしかたは人それぞれです。私がスーパービジョンをお願いしている師匠は10回セット割引をしておられるため、私もそれを利用していました。円安でもあり、15万円かそれくらいの支出。

 

先日セッションをお願いした際に、師匠はこのようにこぼしておられました。「10回セッションをしないうちに、途中で音沙汰がなくなる人がいる」。私もその一人というか、前のセッションから2か月近く間が空いてしまったのでした。

 

クライアントの数が増えると、今、10回のうちの何回目だとか、カウントするのも大変になります。私こそ、その面倒な問題を引き起こしているクライアントの一人なのですが、「だから私は自分のサービスを6ヶ月で区切ってるんですよ」的な口ごたえをしました。回数をカウントするのも大変なので、一応受け放題にしています。

 

ただ、回数券を使い切らないで音沙汰がなくなる人の気持ち、私自身はちょっと大切にしたいなぁと思います。がん患者さまのサポートなどは特にそうなのですが、回数券の最後の1回を使わずに持っておく…それは、お守りみたいに。

 

ヒーリングを受けて少し気持ちが上向きになられたクライアントが「将来、ほんとに具合が悪くなったら、またあのヒーラーさんにお願いしよう。それまでは、この1回分は大切にとっておこう」と思っておられるかのような、なんというか、回復への決意や希望のようなニュアンスを、私は感じ取ったことがあります。

 

師匠には「音沙汰がないままの人もいますよ。いいじゃん、そのままもらっとけば」と言いました。その、「そのままもらっておく」ことが、私にとっては無言の応援や「また、いつでも呼んで下さいね」という、長い心のつながりを意味するのですが、サービスをしないまま半永久的に対価を預かり続ける点では、プロフェッショナルではないかもしれません。

 

師匠は律儀で真面目なので、サービスの提供を重視されるのでしょう。それも一理あります。自分が納得できて、顧客も納得できる料金やシステム設定が大切です。