優れたヒーラーは、心の中で麻痺している部分を突いてきます。「どこが好きなの？」と尋ねられて、私が答えをはぐらかした（「全部です」）のは、私の心がそこだけ麻痺しているからでもあったでしょう。
その麻痺した部分は、厚いカサブタのようなものに覆われています。ビリッとめくると、なんだか心地よくないものが隠れていそうです。相手に落胆した気持ちとか。でも「仕方ないよねぇ」と言っているうちに、その部分が甘いジュースのようなものに包まれたように感じてくるのも、また事実です。これが愛というものかな？
★★★
BBSHに通って一番衝撃的だった体験の一つは、先輩がふと「私が愛だと思っていたものは、愛じゃなかった」と言うのを聞いたことです。私は当時2年生でしたが、心のどこかで「きっと自分も、もう少ししたら彼女と同じことを言うんだろうな」と思いました。BBSHで学べば人生が変わる、とよく言われますが、本当です。
