新しい自分の作り方

BHSバーバラブレナンヒーリングサイエンス認定プラクティショナー/シカ・マッケンジーのブログ

ダニエルさん(5)

パワースポットと呼ばれる場所がいくつもあるように、家の近所の道路にも独自のパワーがある、と私は感じます。方位と人や車の往来、また、もしかしたら天体の位置との兼ね合いで、歩いていて心地よい道路と、そうでない道路が誰にでもあるのではないでしょうか。

 

私の場合、ひよこ隊がよく出没するマンションの庭のバラ園と、ハンバーガー屋さんの角を結ぶ通りがそれに当たります。特に、ハンバーガー屋さんの前の角は、何か不思議な感じがするのでした。

 

自分の思考ではない、心の声のようなものが初めて聞こえたのも、その角です。後にひよこ隊とコンタクトをとるようになってから、スーパームーンの満月の夜に「すーぱーむーん どんぶり」と彼らの声が聞こえたのも、その四つ角でした。

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そのことを初めて打ち明けた相手が、オンラインサイキックのダニエルさん(仮名)でした。今思うと「なんてことをしたんだ」と感じますが、彼は普通に聞いてくれて、「それはカルマ的な何かがあるからだよ」と言ってくれました。

 

当時の私はヒーリングサイエンスの知識などありませんし、超感覚的知覚についても無頓着。ですから、失礼ながら「カルマだなんて、適当なこと言ってるなぁ」と思いました。また、「どうせわかってもらえないか。私にだって、意味がわからないんだから」とも。その時に私に何度も聞こえていたのは、こんな言葉だったからです。

 

 

「この世のものではない」

 

 

それは以後も、何度も聞こえました。この世のものではない、とは、いったい何なのか。何年も経つうちに、その言葉のニュアンスは少しずつ意味を変え、私の意識の拡大を促しているようです。

 

 

そして今、もしかしたら、この世のものではないダニエルさんの意識と、私はコンタクトをしようとしている。スピリチュアルガイドの言葉は、何年も時を得ないと腑に落ちないものもあるのかもしれません。

 

 

時間を未来に進めないと、気づけないものもあるのでしょう。

 

 

また、時間をはるか過去にさかのぼって、ようやく気づくかもしれないことも。

 

 

私は過去をさかのぼるために、ダニエルさんのSNSを見ました。彼が残した、10年以上前の投稿を。

 

 

そのSNSには彼の「友達」が表示されています。たった2人しかいない、その友達の顔写真の下をふと見ると、小さな文字で「共通の友達」とあります。あまりに見慣れたその文字は、私にはごく当然のように感じられ、最初は見過ごしていました。

 

 

――えっ?

 

 

二度見とは、このことです。私は改めて、その文字を凝視しました。

 

 

――ダニエルさんと私には、共通の友達がいる?!

 

 

それはあり得ないことでした。私が心の中でイカサマだ、インチキだとかすかに疑っている「オンライン・サイキック・サービス」の何百人という登録者の中に、間接的とはいえ私と個人的なつながりがある人がいるなんて。しかも、ダニエルさんの場合、彼がSNSでつながっている友達は2人しかいないのです。

 

 

――どういうこと?

 

 

私は恐る恐る、その友達をクリックしてみました。

 

 

続きます。