午後のウォーキングでいつもの四つ角を曲がると、あの薔薇が満開に咲いています。よそのマンションのお庭なのですが、私は「あっ、ひよこ隊のバラ園だ」と思ってしまいました。
すると。
「どうだろう ぼくたちも ばらを さいばいすると いうのは」
ひよこ隊に話しかけられてしまい、ぞっとしました。彼らが「ぼくたち」と言う時、場合によっては「きみが やれ」という意味だからです。エアコン掃除の時が、そうでした(過去記事:早くしてくれ - 新しい自分の作り方)。
私はずっと賃貸マンション暮らしですが、庭つきの一戸建てに移れという命令なのか? あるいは、運命に導かれるようにして、造園やガーデニングの仕事をせざるを得なくなる日が来るのか?
「せざるを得ない」と書いたのは、ちょっと最近、花粉アレルギーが再発ぎみだからです。ばりばりのアウトドア生活に戻るには、少し調整期間が必要です。
ひよこ隊の言葉はたどたどしい平仮名として私に伝わりますが、私にとっては、ものすごい影響力があります。私に薔薇を栽培しろと? 庭師のように?
すると、この歌を思い出しました。平沢進さんの『庭師King』↓
この歌の歌詞に何かヒントがあるのでしょうか? 改めて聴いてみると、潜在的に刷り込まれるのは「1、2、3、4」「1、2、3、4」。
一振りは雨の起源に響かせて
二振りで海の怒りを学ぶ
三度の恵みでこの世に間借りして
四方を魔法の支援で囲む
休まずにKING 働くよKING
人の庭に全て足りるまで
「四方を魔法の支援で囲む」。BBSHでも、それに似た儀式をしていました。シャーマンの儀式で、東西南北の聖霊に祈るのです。
(2年生になった途端に先生がたが「東のイーグルよ」「南のコヨーテよ」と言い出した時はなんだそれ、と思いましたが、家内安全を祈る時はものすごく、いいです。私もいつのまにか、自宅の玄関前でもセージを焚いて唱えるようになっていました)
4という数字はタロットカードでも"安定"を意味することが多いです。四方に、四つの柱を置けば、家が建ちます。家=自分、と置き換えてもいいでしょう。
四本の柱があれば、布を吊るして部屋が作れます。自分のスペースができる。
『庭師King』の歌詞は、こう続きます。
たんと吹け風よ ダントツに爽快に
パンパンにシャツを帆のように張らせ
たんと吹け風よ 人体の宇宙(そら)に
働け庭師 働けKing
安定した、自分の空間ができて、さらに シャツが帆のように張れば、旅ができますね。風の向く方へ、壮大な旅が。