23時を過ぎました。今日は声かけに反応せず、頑固に外で佇んでいます。それでも、昨夜と同じ、四角いバスケットのループの寝床の付近でスタンバイしているところを見ると、「そろそろ消灯だ」と予期していたに違いありません。
「もうすぐ暗くなりますよね?」みたいな視線をはやと隊員から感じます。私も隊員の様子をちらちらうかがっていますが。
少し照明を暗くすると、観念して寝床に入っていきました。そこには見事に繊細な糸で作られたサヤのようなものがあり、そこに入って休む隊員は、まるで空中に浮いているように見えます。足を休ませる効果もあるのでしょうか。
★★★
あと、ハエトリグモは鼓膜などがないため、足や全身の毛に伝わる振動で音を知覚するらしいです。ヒトにも頭髪や産毛が生えていますが、産毛はできるだけ剃らない方がいいのかもしれません。特にヒーラーは、触覚や筋感覚がひとつの商売道具のようになっています。