私は毎日自分のためにタロットカードを引くことを続けていて、たまに「え、何これ?」と思った時に深く掘り下げることがあります。ちょうど今朝がそういう時で、なぜそうしたかというと「星」+「死神」が出たからです。
「星」のカード=理想
「死神」のカード=死、終わり
――それって、理想が死ぬってこと?!
そうとも読めますが、それは死神のカードをネガティブなものとして恐れている場合でしょう。以前の私であれば「そういうネガティブさは捨てましょう」と言っていたかもしれませんが、今は違います。たとえネガティブな読み方や間違った読み方(というのは本当な存在しないのでしょうが)をしたとしても、それがその時に必要なものであり、なるようになっていくのです。
松村潔さんの『タロット解釈大辞典』(説話社)は私が一番愛用している本ですが、なかなかよいことが書かれています。「星」+「死神」のページには、こんなことが書かれています。
星のカードは遠いものを身近なところに引き下ろす性質です。絵柄の女性が裸なのは、受容性が強く防御していないことをあらわします。それによって初めて遠い星の信号を聞き取ることができるのです。
これはブレナンスクールでの学習内容に非常に似ています。ブレナン流に翻訳しますと、
「遠いものを身近なところに引き下ろす」=望みや願いを物理的な形にする
「受容性が強く防御していない」=エネルギー意識の防衛を取り払う
「遠い星の信号を受信する」=HSPでガイダンスを受け取る
…という感じになります。面白いなぁ。
また、松村氏は同じページで、このようにも書いておられます。
不快なことやうまくいかないこと、こういう体験は星の力が入り込むための隙間作りです。新しいものが割り込む時というのは、たいてい今までのことがうまくいかなくなります。
確かにそうです。バーバラ・ブレナン博士も「最も身近に得られるガイダンスは、不快な感じとして訪れる」というようなことをおっしゃっています。
不快な感じ=エネルギーブロックがあるエリア=捨て去りましょう、ということで「死神」のカードが活躍してくれますよ、という。
もともと「星」のカードの女性のように素っ裸なら、死神効果も絶大でしょう。松村氏も
それを幸先良いとみなすのが死に神のカードの発想でもあります。
と結んでおられます。
「星」のカードは水瓶座を象徴すると言われています。水瓶座の私はもともと素っ裸のはずですが、現世を生きているうちに、いろいろくっつけたり抱えたりしてしまうのですね。ここ数年は、ひよこ隊(私のスピリチュアルガイド)が現れて、時折リセットを促してくれています。