新しい自分の作り方

BHSバーバラブレナンヒーリングサイエンス認定プラクティショナー/シカ・マッケンジーのブログ

善意の裏に

善意から生まれたように見える親切の裏にも、無意識にあるネガティブな意図が隠れている可能性があります。本人は「よいことだ」と信じているので、気づきません。それはヒーラーもまた同じです。

 

「人よりも優れたヒーラーになりたい」

「何がなんでも私が癒してあげる」

「私が病気を治してみせる」

 

一見、モチベーションが高そうで、頼もしく聞こえるかもしれません。でも、これはダメダメなんですよね。私はBBSH在学中に、かなり厳しく注意されました。すごくかすかに、穏やかな方法で。個人セッションの最中に、先生に、

 

 

「それは君の仕事なのか?」

 

 

と、ポツリと尋ねられる。それだけなのですけど。

 

 

「(うっ……)……違います」

 

 

って、答えました。

 

 

クライアントの言葉に耳を傾け、共に存在し、本来の生き方を思い出すお手伝いをすることがヒーラーの仕事です。最初に挙げた例は、なぜダメか。なぜなら、

 

 

「人よりも優れたヒーラーになりたい(=他の人は劣っていて、自分だけが優れていたい。自分の非力や無力に対する不安や恐怖)」

 

「何がなんでも私が癒してみせる(=宇宙の法則を無視して、自分が望むタイミングで、望む結果を得ようとしている。単なるわがまま)」

 

「私が病気を治してみせる(=上に同じ。「治れば勝利、治らなければ敗北」という意識はさらなる苦しみを生む)」

 

 

間違った、変な"やる気"や"頑張り"を捨て去った後に残るポジティブな意図と共に、ヒーリングをします。それはバーバラ・ブレナンがこのように書いていることでもあるかと思います↓

 

見えない世界も大切にしながら生きるには、生体エネルギーフィールドと

ハラとコアスターの知識を活かしてください。超感覚的知覚で最も

難しいことは常にクリアーでい続けることです。

(『コアライトヒーリング 究極の光の手(下)』p. 198)

 

 クリアーって何? 続きを読むと、それは不安や恐れがない状態であることだと推測できます↓

 

 

 不安や恐れから空想が生まれた途端に超感覚的知覚は影響を受けて揺らぎます。

両者の違いはチャクラの回転に表れます。チャクラが逆時計回りの時は

空想を投影しています。時計回りなら超感覚的知覚で知覚できています。

(同上)

 

 チャクラが逆時計回りの時は、誤った現実認識を無理やり自分で作ろうとしている時でもあります。自分の思いどおりに宇宙を動かしたいという焦りが隠れているかもしれない。

 

 

ですから、まずは「なんにも、わからん」「できるかどうかも、わからん」という無の状態にスポンと入ってからだ! と思いながら、日々セッションをさせて頂いています。不安や恐れがないところから生まれた善意こそ、純粋な善意なのだろうな、と思いつつ。

 

 

ヒーリング自体がサイキックアタックに転じてしまったら、元も子もありません。私も自分のチェックをしなければ。BBSH在学中に無料実習セッションを受けて下さった皆さまの中で、もしも「あの時はいやな思いをした」「あれってどうなの?」というような思いが残っていらっしゃる方は、ぜひご連絡くださいませ。また、現在のクライアントの皆さまも、セッション予約の有無に関わらず、お気持ちが動いた時はお知らせくださいね。

 

コアライトヒーリング 下: 究極の光の手

コアライトヒーリング 下: 究極の光の手