一人の心がざわつき、それが誰かをざわつかせ、さらに別の誰かがざわつき始めると。
三人が揃って、あることに対してざわついているのだけれども、面白いことに、三人ともが実は別々の理由でざわついていたりします。
さて、四人目はどうするか。
キレ気味の三人を見て、四人目も自分なりの理屈でキレるかもしれません。
これで、四人がざわつきキレました。四人の不愉快な小集団が発生します。
あるいは、四人目がキレずに落ち着いて、流れを変えるか。
★★★
有名な「100匹目のサル現象」は、一匹のサルが芋を洗って食べ始め、それを真似するサルが仮に100匹という閾値に達すると、遠隔地のサルたちも、特にSNSとか文通とかしているわけではないのに、同じように芋を洗い始めるという話。
逆に、「ネガティブな想念が集団化して閾値に達する前にやめて、方向転換しましょう」という教えもあります。日常生活の小さな不満レベルだと、4匹目あたりでどうにか止められる。
4匹目はしんどいですが、オセロの駒を一挙にひっくり返すチャンス到来とも言えます。