死に至る可能性がある病の知らせを受け、ショックを受けた私はヒーリングスクールへと突き進みました。2015~2016年のことです。
「あの人の病気を治したい!」
「絶対に死なせない!」
「私が奇跡を巻き起こしてみせる!」
そうした野望は見事に打ち砕かれました。まず、自分を癒やすことが先決だとわかったからです。それでも「ヒーリングしたいんです! あの人を助けたいんです!」とギャーギャー騒ぐ私は、先生に「1年生のお前に何ができる!」と一喝されました。
一方、その人の「死に至る可能性がある病」がどうなったかというと。
西洋医学で最先端の治療一択で、元気になりました。
先端医療すごい!(≧▽≦)!
私のヒーラー武勇伝でなくて、申し訳ありません(ヒーリングも少しはしましたが)。
人が病になった時、どんなサポートを受けるかは、本人の希望次第です。
素直にリスペクトできるかどうか。
「ヒーリングを勉強しているんだけど、練習用のクライアントになってくれない?」と言ったら断られて悲しくなった、というようなお声もたまに伺います。
「相手をリスペクトする」って、言葉で言うよりはるかに複雑で難しい時があります。
双方ともに、それぞれが死に対する恐怖や生に対する恐怖に直面するかもしれないし。それだけでなく、お互いの、
医療に対する考え
宗教観
スピリチュアルなものに対する捉え方
愛情
エゴ
自尊心
勇気
信念 etc.
なんだか、すごく色々なものが根底で問われそうな気がします。
だけど、「誰かの役に立ちたい」という強い気持ちを抱くこと自体は、悪いことではないと思うんですよね。中途半端ではなく、命を賭けるぐらいの勢いで。そんな感じだったからこそ、私はアメリカの学校に通うという経済的暴挙に出ることができたのかもしれません。