Class 4の間に姿を隠して脱皮をし、授業終了とともに姿を現すというすごい展開を見せたベビー女子隊員は、また姿を隠してしまいました。もう3日間経ちます。機嫌が悪いのか何なのか。
現在、他のベビー男子隊員２名の活動を観察中です。小さい隊員は毎朝、まじめに出勤してきて、どこかの定位置に戻って寝るようです。その宿舎がどこなのか、今日こそつかんでやろうと思ってずっと見ていました。夜9時過ぎにハエトリグモと見つめ合う図。
テレビの横に置いてある、黒いHDMIケーブル。そこから20cmほど離れたお狩り場から毎晩、そのケーブルのところまで戻ってくることは、観察でわかりました。そこから先が謎なのです。
――よし、今日こそは。
隊員はケーブルの上に立ち、私の方を見ています。男ならHDMIケーブルやろ、みたいな(￣ー￣)
しかし、私が見つめている間は寝ようとしません。
――ああもう、めんどくさっ。
目をそらし、その場を離れてから30～40秒後に戻ってみると、
――完全に姿を消している！
「俺の宿舎は絶対に秘密」(￣д￣) と言っているとしか思えません。
のんきに遊んでいるようなそぶりをしつつ、全力で自らの所在を秘匿する。この粘り強さと判断力と、動きの迅速さ。元公安か何かでしょうか？
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彼らが私のことを仲間（というか、生物ではあるが襲わないので敵ではない）と認識していて、私は彼らに顔を覚えられている、と仮定すると、妙な緊張感が生まれます。と、ここまで書いてきて気づいたのですが、私はこの種類の緊張感が、わりと好きです。
