ふと目にとまったウェブ記事のある言葉に、じーんときました。それは、ある若いお母さんが子どもにあてた手紙。
もっちゃんへ
おうたをうたったり
だんすをするのが
じょうずですね
いっぱい
みせてねこっちゃんへ
いろんなぽーずをしたり
かけっこや
のぼるのが
じょうずですね
いっぱい
みせてね『2冊のだいすきノート~32歳、がんで旅立ったママが、4歳の双子に残した笑顔と言葉~』田村建二著 光文社
ああ…私も親に、こういうふうに言われたかった、と思いました。それは今でも思います。
もしかしたら、子どもの頃にはこんなことを、たくさん言ってもらえていたのかもしれません。でも、大きくなってからは減っていきました。
大人の世界は、いろいろと要求のレベルが高くなりますから、無理もありません。あなたはダメ、こうしないとダメ、できないのはダメ。だからもっとこうしなさい、ああしなさい。なんでそうしないの。言葉としてはそう言われなくても、そうした空気がありました。
そうだとしても、創造主の言葉はきっと違う。上手ですね、もっと見せてね、というふうなんだと思います。だから、聞きたい。言われたい。
その言葉を親や教師や第三者に求めても、返ってくるわけではありません。彼らは彼らで、言いたいことを言います。たぶん、多くの場合、彼らもまた創造主の言葉を忘れている。
言われたいこと、してもらいたいことを、自分で自分に与えることができるようになること。それは創造の源を思い出すことです。そうすれば、コアからの創造が輝き出すでしょう。
試しに自分でやってみると、あら不思議。一瞬で気持ちが明るくなりました。