ひよこ隊のガイダンス「とらえなおす」は、とても高度な精神活動です。過去に学習して得たものへの見方を改めるということ。これは、なかなか難しいことでもあります。
だからでしょうか、先日、彼らが私に見せてきた文字も、いったい何ptだと思うほど巨大なフォント。
とらえなおす
↑拡大してみましたが、こんなものの比ではありません。
昨日は調べものをしていて、ふとある記事に遭遇しました。短絡的な欲望に従って動き、変化を嫌い、自らの生存のみをかけて「戦うか逃げるか」を選択する脳の部分を爬虫類脳と呼ぶ。爬虫類。原始的な生物の脳です。とらえなおすという概念はない。
と、そこまでは、「ふむふむ。私たちもBBSHの2年生で、やったな」と納得です。この爬虫類脳は低次の自己、つまりロウアーセルフを表すものでもある。フロリダのホテルの宴会場を暗くして、学生たちは実際に爬虫類、ワニのように這いずり回り、吠え、わめき、ぶつかり合うという……そういうエクササイズがありました。身体の中に閉じ込められたエネルギーを放出する練習です。
この爬虫類脳の概念は、日本でも、ある時期、マーケティングか何かで流行したのでしょうか? ある記事が私のツボに入ってしまい、ずっと頭から離れません。
その記事によると。
子供が駄々をこねたり、大人の言うことを聞かない時に「あ、〇〇ちゃんは今、爬虫類脳になっているよ?」と言うと、子供は恥ずかしくなり、理性を働かせるようになる、という。
「今、爬虫類脳になっているよ?」
なぜかはわかりませんが、確かに、妙に恥ずかしい気がします。子供も同じように感じるのでしょうか?
今、爬虫類脳になっているよ……爬虫類脳になっているよ……
寝る前になっても頭の中でリフレインが止まりませんでした。私はひよこ隊に「今日は、いいや。気になることがあるから」と伝え、早々に眠りました。