ひよこ隊はとっくに火星を超えて、どこか遠くの宇宙空間から通信してきました。どこにいるのかと尋ねると、
「きみの しらない ほしを めざしている!」
どうせ知らないのだったら答えても仕方ない、と言わんばかりです。確かに。
「だが ここは まっくらだ! ぼくたちは くらやみのなかを ひこうしている」
そうなんだ……
「ちきゅうから みあげれば うちゅうには ほしがたくさん あるようにみえる
だが じっさいに ひこうしてみれば なにもない む(無)のせかいだと おもえるだろう」
宇宙空間に放り出された状態を私も想像してみました。上も下も、右も左もわかりません。BBSHでハラヒーリングを履修した時のことを思い出しました。ハラ次元でヒーリングをおこなうということは、この、なにもない空間で、その人が進もうとするところの座標軸を目撃することなんだな、と感じました。最初から直してあげようとするのではなく、まず、目撃するのです。それは壮大な作業です。