鳥は何をしゃべっているのだろうか? 占いで使うルノルマン・カードにも「鳥」というカードがあり、コミュニケーションとか会話、噂話といった意味が込められています。
昨日の朝、バラ園にいた二羽の鳥たちと「はなす」と言ったひよこ隊。彼らは鳥たちと何を話し、何を聞き取ったのでしょう? 昨夜、私はひよこ隊に尋ねてみましたが、何も返答がありません。
鳥が運ぶかもしれない未知のウイルスの話だろうか? 鳥がさっき見た、関東圏の別のエリアの話だろうか? あるいは、鳥が察知した天気予報の話だろうか? ひよこ隊からの情報が得られず、私は悶々とし、眠れなくなりました。
そもそも、ひよこ隊というのだって、いい加減なものです。母親からは「あんたのブログは意味がわからんから、面白くない。ひよこ隊て、なんやの」と言われています。私だけが見聞きするスピリチュアルガイドなのだと説明はしますが、それ以上のことは私にもわかりません。
寝返りを何度も打ちながら、私はだんだん、ひよこ隊に腹が立ってきました。彼らが私のガイドであり、「とりと はなす」と伝えてきた以上、私に会話の内容を教えるべきではないのか? 鳥との会話には、何の意味があるのか?
再度、大きく寝返りを打った、その瞬間。
「きみが おこっているのは こうきしんが あるからだ!」
さっと横から光が差すように、彼らの声がしました。
――好奇心?
彼らは私の好奇心を刺激したかったのでしょうか。それなら、すべてが腑に落ちます。未知のものとのコンタクトは、常に好奇心をそそります。私はそれを忘れかけていたのかもしれません。
そしてまた、ひよこ隊は鳥と話すと言ったけれども、実際に会話ができていたかは疑問です。鳥たちは餌を探している最中でしたから、ひよこ隊といえども鳥に相手にされていなかった可能性もあります。彼らが無言だったのは、そういうことかもしれません。
私は深く納得し、眠りに落ちました。
★★★
一つの疑問は、駅前のムクドリの集団がいつまでもさえずることでした。木に止まって落ち着いたら、さえずる必要などまったくないはずだからです。恋の相手を求める季節も終わっているし、命を脅かすヘビやタカもいない。
生物が声を発するということは、神経系が何かの刺激を受け、脳に指令がいき、声を発するための筋肉が動くということです。ムクドリはいったい、何の刺激を受けているというのでしょう?
私はある歌を思い出しました。
続きます。