突然、アメリカにいる友人からSkypeのメッセージが入りました。新年の挨拶もそこそこに、私たちの話題はあることに。自然災害についての懸念です。
「体外離脱して富士山に集合しない？ 毎晩、たくさんの人たちがそこに集まって祈ってるみたいだよ」と言うと「すごい！ それ、やる！ 僕も祈る！」とノリノリです。こういう時の霊的な通信はスパンスパンと言葉が通じ、ねっとりした疑念や社交辞令はいっさいありません。
彼いわく「そういえば、この前、きみが夢に出てきたよ。丘のような土地で、一緒に人々を救助しているような場面だったんだけど、あれは富士ではなかったと思う」。
富士山は遠くから見れば尖った山に見えますが、裾野は広大です。「かなり登っていくまでは、ただの平地に近い丘のような印象を受けるんじゃない？」と私は言いました。
彼は「もう行かなきゃ！寝るわ！」と、慌ただしくチャットを終了させました。スパパン！ 彼は富士山へと意識をトラベルさせるに違いありません。ミッション始動です。
