本日発売です。『ハリウッド式映画制作の流儀 最後のコラボレーター=観客に届くまで』(リンダ・シーガー著、シカ・マッケンジー訳/フィルムアート社)
先ほどアマゾンで見たらカテゴリーで第1位を頂いていました。ありがとうございます! BBSHの卒業直前、卒論やプレゼンの準備に追われながら、100人近くの映画人をチャネリングするかのごとく翻訳させて頂いた一冊です。
訳者あとがきでも触れていますが、映画制作も究極的にはとてもスピリチュアルな面がある…と感じずにはいられない本です。装丁も素敵に仕上げて頂きました。帯をはずすとオーラみたいな色が現れます。
インタビューが多数収録されていて、映画業界の裏話がたっぷりです。原著のテイストをそのままに、上品に訳していますが、リアルな現場を想像しながら見出しをつけるとこんな感じになるかも↓
「気がついたら家の外にいた」
「壊れまくる操り人形」
「暗記が不可能なほど奇妙な言語のセリフ」
「女優の肩にちょろんとかかるポニーテールの先っちょ」
「ちょっとずつダメ出しされて総決起」
「恐竜映画のロケ地を襲う巨大ハリケーン」
「戦闘機の滑走路に絶対にあってはいけないもの」
「全身に刺青、しかも半裸の部族の大群」
「異国のロケで水質調査」
…映画制作って大変なんです。
また、この本をお読み頂く前に、ぜひ2001年の映画『ビューティフル・マインド』(ラッセル・クロウ/ジェニファー・コネリー出演、ロン・ハワード監督)をご覧になっておいてくださいね。意外な展開を成功させ、アカデミー賞5冠に輝いた秘密がたっぷりと語られています。私も今回、久しぶりに映画を見直しましたが、「やられたぁっ! ここは気づかなかった!」と唸る場面がありました。
訳者あとがきでは、占星術の知識をからめて、映画について語らせて頂いております。どうぞよろしくお願いいたします。