本のしおり、薄紫色のひもを毛布のようにして寝ていたぴょこたん隊員は、朝になると散歩に出ていました。今日の東京は快晴。のびのびと日光浴をしています。
とりあえず天変地異の予兆でなくて安心しましたが、今日、私は荷物の整理と荷造りをしなくてはなりません。事故がないように、一挙一動に気をつけて作業しなくては。
朝顔に(朝顔や、という節もあり)つるべ取られて、という俳句があるように、私もこれまで何度か「やれやれ」と思った時がありました。ぴょこたんの定位置は、私の文房具収納トレイの周辺なのです。
ぴょこたんを驚かせたくなくて、わざわざセロハンテープを買いに行ったり、スキャナーがそこにあるのにコンビニのサービスを使いに行ったりしました。
あとはタイミング。ぴょこたんが別の場所に行っているのを確認してから、さっと文房具を取り出すのです。「いまだ!」と心で叫びます。
しかしまた、よい効果もあります。ぴょこたんがどこへ放浪しても、ぱっと見つけやすいようにと物をどかしているうちに、自然に部屋が片付きます。