昨夜はバーバラが夢に出てきました。どこかの小さな宿か施設でセミナーをしており、私は「なんだ、引退したと言っていたけど、全然、そんなことはないんだ」と驚きました(実際には、彼女は引退なさっています)。
「So, what do you do?(あなたは何をしているの?)」と尋ねられたので、私は自分がかつてアメリカに住んでいたことを話そうとしました。ある州に住み、義理の母はその土地の銀行の役員であったことを伝えようとしましたが、街の名前も銀行の名前も思い出せません。
「Bell...something. Bell...Bell...(ベル、なんとか。なんとかベル、なんですけど…)」
するとバーバラは、名称などどうでもいいという感じで、「Quote.」と言いました。quoteとは「引用する」という意味です。彼らが言った言葉を言いなさい、という。
ああ、そうかぁ、と思っているうちに、夢の中でいろいろな騒動が起こり、どんどんストーリーが展開していきました。妙にリアルな感覚がありました。
目が覚めて、ぽんと降ってきたように思い出したのは、かつての義母が役員を務めていた銀行のキャッチフレーズです。
「小さな町の、大きな銀行」
実は、これは伊達ではないことを私は知っています。朝霧が立ち込める林や牧場が延々と続く土地を行くと、まるで夢であるかのように、地味だけど洒落た商店街が現れる。その商店街の中にある、かわいらしくて清潔感がある建物。それが、その銀行です。見かけは小さいが、動かす金額は途方もなく大きい。
バーバラと、かつての義母とが、かぶったのでしょうか。深いメッセージを受け取りました。