新しい自分の作り方

BHSバーバラブレナンヒーリングサイエンス認定プラクティショナー/シカ・マッケンジーのブログ

ダニエルさん(続き)

アメリカのサイキック(霊能者)、仮名・ダニエルさんの消息を、霊視のようにして捜索。それをする前に、私がしたことはもちろん、さらなるネット検索でした。

 

 

検索しても、本人にヒットする件数はわずかです。あとは同姓同名か、似たような名前の人の情報が出るばかり。

 

 

それでも、かろうじて、彼のSNSのアカウントを発見することができました。これは大きな手掛かりになりそうです。

 

 

本人のアカウントであることは確かです。私はドキドキしながら、そこをクリックして開けてみました。すると。

 

 

実際に会ったことはないけれど、なんだか彼らしい、簡素な投稿が並んでいます。哲学者や科学者の言葉の引用や、仕事場のスナップショット写真。サイキックと名乗りながら、実はエンジニアのような仕事をしていたようでした。

 

――うーむ。どうりで。

 

スピリチュアルな色合いの画像などは一切ありません。知的で、ストレートで、少し斜に構えたユーモアを感じさせる日記のような投稿がぽつぽつと。その日記のようなものも、10年以上前のある日を境に、ぱたりと止まっています。

 

――その後だ。私が彼に出会ったのは。

 

ダニエルさんと私は、それぞれ、どんな道のりを歩いてきて、出会ったのだろうか? すごく、すごく気になります。

 

彼のそのSNSのアカウント自体も、奇妙といえば奇妙でした。誰に向けて書いていたのか、まるきりわからなかったからです。登録している友達の数が、極端に少ないのです。

 

――飽きてしまって、やめたのかなぁ。

 

あまり多くもない投稿を見ていると、ある時期に彼が体調を崩したことを窺わせる記事がありました。それもやっぱり、10年以上も前のこと。

 

――ダニエルさんは、ずっと病を抱えながらサイキックの仕事をしていたのだろうか?

 

そうだと仮定すれば、私が彼に言われた言葉の断片は、また少し異なる色合いを帯びて胸に迫ってきます。「人が病んでいるかどうかは、外見からはわからないよ」と彼は言ったことがありますし、そういえば、「友人が突然亡くなったんだけどね」とも。

 

しかし、それもこれも、何もかもが推測の域を出ません。いったいどうして、私は彼のことを探っているのでしょう?

 

 

――私ったら、おかしいな。もう詮索するのはやめよう。

 

 

そう思ってPCのブラウザを閉じようとした時に、ある文字列が私の目に入りました。ごく普通に、当たり前のように、そこに書かれています。その意味を改めて考え直した、その瞬間。

 

 

――はぁ?!

 

 

私は再度、驚愕することになりました。

 

続きます。