前回の続きです。
コイの生態。さっとウィキペディアで見ただけですが、ものすごく強い魚であることが想像できます。
まず、口に入るものは何でも食べる。音に敏感。低温にも強い。環境的に、汚れた水にも適応能力が高く、また、陸に上げられた場合、他の魚に比べて比較的長時間、生き続ける。
鑑賞用に作られたコイはきれいな姿をしていますが、実は、非常に図太い生き物であるようです。
そこで私はひらめきました。
――コイの周波数をヒーリングに取り入れてみたい!
環境に対して敏感なために、心身のバランスを崩しがちな方は、とても多いです。その中でもかなり大変そうなのが、電磁波や音、あるいは目に見えない"何か"に常時お悩みの方々です。
――コイの、どーんとして、まったりとした波長……これなら健全なグラウンディングを促せるかもしれない。
興奮した私は"師匠"(アメリカ在住のブレナンヒーリングサイエンス・プラクティショナー。私が長年個人セッションを受けている先生)にこの話をしました。
「ほう。コイがグラウンディングを」
「はい。彼らは水の中にいながらにして、ものすごくグラウンディングしていると思うんです」
「なるほど。クモはどう?」
「クモもそうですね。でないと、あんなにジャンプできないでしょう」
「うむ、クモは身体が軽いしね。コイは確か、湖底のものを食べる魚だったね」
セッションを終えた後で、私ははっとしました。湖底のものを食べる魚=bottom feeder。海底の生物、深海魚も指す言葉です。
――深海魚。
私の意識は一気に深海に向けて開きました。ひよこ隊が言う「こいたい」とは、実は、
――深海魚?!
すべてが一つになり、つながり始めました。
続きます。