前回の続きです。
私のヒーリング活動を、水中から応援してくれる特殊部隊。その構成員としてふさわしい生き物。すぐに、ある魚を思いつきましたが、私はすぐにその案を却下して、他の魚を思い浮かべました。
――イワシ隊?
ぴんときません。
――マグロ隊?
これもだめです。どうしても、お寿司を連想してしまいます。
最初の案に戻ることにしました。その、最初の魚を却下したのは、それが淡水魚だったからです。つまり、池に棲むやつ。
陸・海・空のはずが、陸・池・空になってしまいます。それは、とてもショボいものに感じられました。恥ずかしいけど、仕方ありません。
その淡水魚とは、コイ。鯉です。
――コイ隊
そう心の中で呼んでみると、すぐに、ひよこ隊が「こいたい」と、こだまのように返してきたように感じました。
――うっ。やっぱりコイなのか。
なぜ鯉なのか。
鯉の情報を調べると、意外なことがわかりました。
続きます。