新しい自分の作り方

BHSバーバラブレナンヒーリングサイエンス認定プラクティショナー/シカ・マッケンジーのブログ

ようこちゃん?

「小さい頃から特殊な能力があったのですか? 見えないものが見えるとか」と、たまにご質問を頂きます。答えは「ないです」。

 

 

小学校に上がる頃、一度だけ、夜に不思議なものを見ました。その時は家の建て替え中で、いつもとは違う扉から出入りをしたり、ちょっと変わった生活パターンだったんだと思います。

 

お風呂を終え、私は一人でパジャマに着替えて寝ようとしました。ふと視線を感じて横を見ると、私と同じぐらいの恰好の女の子がこちらを見ています。

 

 

――あり得ない。こんな時間に、私以外の女の子がこんなところにいるなんて。

 

 

なぜだ、なぜなんだろう。誰なんだろう。女児は黙って私の様子をうかがっているようです。私は何か言わずにはいられなくなり、「これはどう考えても違うよなぁ」と思う案を声に出しました。すなわち、「従姉妹がそこにいる」という案です。

 

 

「だれ? ようこちゃん?」

 

 

その瞬間、私はそのぼんやりとした女児の姿が、漆塗りのタンスに映った自分だったとわかりました。

 

 

――なんや。自分か。アホやわ自分。

 

 

あの時の何とも言えない不思議な感じは、今もはっきりと思い出されます。ヒーリングセッション中の意識の状態とも少し似ているかもしれません。暗闇を覗き込み、何かと出会う――誰だろうと思ったら、それは結局自分なのだけれども、ではタンスに映った姿は本当に自分なのか、何なのか。

 

 

少なくとも、あの時、「アホさを恥じる必要がない状態」が体験できたのは、BBSHでの4年間を乗り切っていく上でも非常に役に立ったと思います。アホ=FOOL(愚者)=自由。