ヒーリングを受けて感じることは人それぞれ、千差万別です。これまで私はひよこ隊のことを詳しく書いてきましたが、それは、あくまでも私が知覚したリアリティ。
「宇宙服を着たひよこ? どこに?」と尋ねられたことは今まで一度もありません。でも、「どうすればガイドと会えますか?」というご質問はたくさん頂くようになりました。
ひよこ隊は、私のエネルギー意識の中に、勝手に現れ始めましたので、どうすればガイドに会えるかはわかりません。ただ、BBSHの2年生になるとアストラルレベルの実習をします。その頃から、私は動物の姿をしたガイドを視始めた、と言えます。
師匠に尋ねてみると、「ヒーリングセッションの時に、クライアントのガイドもお招きすればよいだろう」とのことでした。お招きせずともガイダンスを下さるガイドさんも、いらっしゃいます。それでも、クライアントご本人がガイドの存在を知覚できるかどうかは、その時の状態によるでしょう。求め続けていれば、必要な時に、ここだというタイミングで会えるのだと思います。
さて、前回の続きです。私が受けているヒーリングを「ばかばかしい」と言い続け、そっぽを向いていたひよこ隊。一晩眠って、翌朝目覚めると、私の頭上の右側にまだいましたが、その姿はまるで軽石か、古くてカスカスになった骨のかけらのように見えました。
――何これ?
いびつに捻じれた形は、なんとなく、バルブのように見えました。蛇口から水を出す時にひねる、あのバルブです。
バルブに見えた以上、それをひねって回さずにはいられません。もしかしたら、栓が開いて、昨夜の師匠のヒーリングエネルギーが私のフィールドに注ぎ込まれるようになっているのかもしれない。
――いやいやいや。いくらなんでも、そんな馬鹿な。
妄想だと言われればそれまでですが、これはもしかしたら、という変な確信がありました。私は寝床でもう一度目を閉じ、白い骨のような物体を意識の中で捻って回転させることにしました。くるくるくる……
私は再び、気絶するように眠ってしまいました。
続きます。