アマゾン創業者のベゾスさんが宇宙に飛び立つニュースを見て、私は「ますます身近になってきたぞ」と思いました。何が身近になってきたかというと、宇宙葬です。
私は子どももいませんし、死後にお墓に埋葬されてもなぁ、と常々思っていました。となると、ダイナミックに宇宙葬でもよさそうです。現時点では遺灰の一部を宇宙空間にまいてもらえるようですが、全身の分となると、不可能または相当なお値段になりそうです。お手頃価格になった暁には、
――宇宙は多くの人々の遺灰だらけになるのか。
地球のまわりが死者の遺灰に包まれる。それを想像すると、なんというか、壮大な感じです。
自分の遺灰が宇宙空間に漂う未来。そうだとすると……もしかして、
――ひよこ隊は、未来から来た自分？
昨日は彼らに「騒ぐな」と怒られ、私はキュッとなっていましたが。自分の遺灰が宇宙服を着たひよことなって、今という時空を訪れているとしたら、なかなか楽しい暮らしです。
と、ここまで書いた時に、ひよこ隊が言いました。「ちきゅうで うまれた ものは つちに かえすほうが いいぞ！」あっ……そうなんですね。余計なことは考えず、ちゃんとグラウンディングしていなさいということでしょう。頑張ります。
