新しい自分の作り方

BHSバーバラブレナンヒーリングサイエンス認定プラクティショナー/シカ・マッケンジーのブログ

ある皮膚科

ほくろは前世の傷を表すといいますが、どうなのでしょう。暑くなってきてノースリーブの服を着るようになると、ふと、腕に、見慣れない小さなほくろがあるのに気づきました。

 

 

――あの皮膚科に行ったら、何を、どう言われるだろうか?

 

 

「何を」とは悪性か良性か、です。でも、私が思い浮かべるあの皮膚科の先生には「どう」の方に興味がそそられるのでした。

 

 

そこは、現代的な予約システムが完備された、今どきのクリニック。小柄でテキパキとした男性医師が院長です。彼のテキパキ具合は、ちょっと他ではお目にかかれないほどのため、患者の待ち時間は異様に短いようでした。

 

 

彼のテキパキ具合は、患者へのトークに表れます。患部の皮膚をチラと見る。次の瞬間、

 

 

「あーらあらあらオジョウサマのキレイなおハダ、こんなにカブレちゃってカワイソウ! エンショウを止めるナンコウのサンプルをいまお見せします、ホラネこの容器を開けるとクリームになっていますからほんのチョット、コレぐらいをイタイところカユイところにうすーくウスーク伸ばしてください一日2回から3回ぐらい、それからシゲキのすくないシャンプーとボディソープのサンプルをさしあげますのでよかったらつかってくださいおだいじに」

 

 

ほぼ息継ぎ無しで、一気に語り終える。

 

 

私は彼が差し出した軟膏のサンプルを見ながら、ポカーンとしていました。ここまで機械的な早口で話をされた経験はありません。同時に、私は彼の第7チャクラ(頭頂部)がパカーンと開いているのを感じ取っていました。

 

 

――先生、宇宙と交信してるんじゃない?

 

 

感心していると、変な間が空きました。先生は第7チャクラのエネルギーをシュン!と閉じると、きょとんとした眼で私を見つめ、

 

 

「何かご質問は?」

 

 

ありますとも。めっちゃ、ありますけど。ただ、それは皮膚の症状とは無関係。私は御礼だけ言って診察室を出ました。待合室には誰もいません。混雑してもいないのに、なぜ、あんな早口で話す必要が? 本当に、宇宙と交信してるのかもしれない。気になりだすと、気になります。

 

 

そこで、最近見つけた、私の腕のほくろです。

 

 

あの先生に診てみらって、早口で聞こうかな。「ほくろってゼンセとカンケイあるっていうヒトいますけど今このトシになって急にヒフにあらわれるってイガクテキナイミにはなにがあるってイワレテますか?」って。