昨日の朝、突然に、写経をしてみてはどうかとひよこ隊が言い始めました。写経……書いたものを頂いたことはありますが、自分でしたことはありません。そういえば、その写経の紙を下さったのはある企業の経営者のかたで、書かれたのは彼のお父さまだということでした。彼いわく、
「オヤジの遺作になったぞ」
写経を遺作と呼べるかはわかりませんが、お父さまはある日突然写経を始め、日々没頭するうちに、ぽっくりと旅立たれたそうです。そして、息子である彼も、突然生死をさまようほどの急性疾患で臨死体験をし、奇跡の生還を果たした後は、地域の産業のまとめ役となり、チャリティ活動にも尽力し始めたのでした。
文字や言葉を書くことや、声に出して唱えることは、見えない部分で私たちのエネルギーを大きく変えるのかもしれません。"言霊"に力があると聞いたことがある人は多いでしょう。実際に、書いたり唱えたりすれば、その効力は想像を絶するほどすごい。
ただ、写経を続けてぽっくり極楽のお父さんも、慈善活動に奔走するその息子も、すごいことをしている自覚はなかったかもしれません。お父さんは生前、「ワシ、写経してるねん! ハイ、これ、失敗したやつアンタにあげる!」というカジュアルさでしたし、息子も自分の臨死体験をいろんな人に語ってはいましたが、真のすごい変化についてはただ自分の中で体験するのみだったのではないかと思います。それも、本人にとっては、いたって普通であるかのように。
★★★
バーバラ・ブレナンの『コアライトヒーリング』では、アストラル界の低次の闇に落ちた時の一つの脱出法として、マントラを唱えることを勧めています。マントラとは功徳のある言葉。賛歌や呪文なども含まれます。
私は"光明真言"が好きです。さまざまな如来に「光を放ちたまえ」とお祈りする言葉です。
光に向かって飛ぶ隊員たち↓
今日は無言で飛んでいきました。頼んだよ、ひよこ隊。