今朝のワイドショーで絵文字の話題について話されているのを見ました。若者は絵文字を使わない傾向にあり、絵文字を使う先輩をウザく感じるという話です。
私は携帯やスマホがなく、LINEもしたことがないのでピンときませんが、SNSなどに絵文字だらけの投稿があるのを見ると、ああ確かに、と思います。
ちょっと自分でやってみようと思ったら、なかなか大変でした↓ こんなやつ?
おつかれー💛
明日ごはん🍚行こうね
仕事頑張って終わらせまーす💦
楽しみ💛💛💛
私は絵文字の打ち方も知らないため、よくわかりませんが……疲れた。
絵文字から伝わる心理はこうでしょうか。「私のことを嫌わないでね、仲良くしたい気持ちでいっぱいだからね、私からのメッセージを気軽に楽しく読んでね。私って、本当はそそっかしくて、自分でもダメだなぁ~って思いながら頑張ってるってこと、わかってほしいだけなんだ~」。
若者(と、私)が「うざい」と思うものの正体は、相手の絵文字が醸し出す"不安"ではないかと思います。フレンドリーさの過剰演出に自信のなさを感じ取る。特に若者にとって、先輩や年上の世代が不安をチラつかせるのは嫌なものでしょう。むしろ、大人が冷静にわが道を進む姿こそ見たいはず。
絵文字なしにしてみると↓
おつかれ
明日ごはん行こうね
仕事頑張って終わらせます
楽しみ
いいじゃんこれで。
とはいえ、たまに私も顔文字を使います。どういう時かなと考えたら(1)ここは笑って下さいねと伝えたい気持ちがある時(2)言葉だけだときつく受け取られそうだと懸念する時です。
その気持ちが不安に転んでいくと、うざい文面になる自覚はあります。「仲良くしたい」という意図が、「嫌われたくない」という意図と混じり合うからでしょう。両者は似ているようでいて、エネルギー的には違う。「嫌われたくない」には不安や恐怖が混じっています。
意図の分裂について、バーバラ・ブレナンはこう述べています↓
ハラに歪みがあれば、その歪みに沿って創造のエネルギーが分裂してしまいます。これは「スプリット・インテンション(分裂した意図)」と呼ばれます。創造のエネルギーが反対方向に二分され、打ち消し合ってバランスが崩れるのです。
(『コアライトヒーリング 究極の光の手(上)』p.68 )
難しい文章かもしれませんが、LINEで絵文字を打つ時でさえ、ハラの意図を分析することができるよ、ということです。
「仲良くしたい」意図に「嫌われることを回避したい」意図が乗っかると、どうなるか。
両側から同じ力が衝突すれば何も創造できません。内面で膠着状態になるのです! 矛盾があるため何も成し遂げられません。(同上)
つまり、仲良くなれない。
深い人間関係を築くまでには至らない。
寂しい。だからまた絵文字だらけのLINE打つ。悪循環です。
このような場合はハラヒーリングをおこないます。「仲良くなりたい」という意図を設定し、ストレートに実現させるのです。いろいろ話していくうちに、実はそれほど仲良くしたくも思っていなかった、ということに気づく場合もあるでしょう。いずれにしても、意図を一本化することが大切です。