今日は翻訳作業に集中します。一冊の本を訳すのに、まず機械翻訳のように直訳→語順の入れ替え→重複した言葉の削除→ニュアンスの調整→さらにニュアンスの調整→言葉の響きとリズムの調整、というふうに進めています。今は機械翻訳モードです。何も考えずに、ばーっと入力していきます。
だったらグーグル翻訳などに入れてしまえばいいのですが、自分の身体を通すことがやはり大切です。脚本家さんで「まずペンと紙を使って手書きする」とか「PC入力したものを手で書き写す」という人たちがいますが、それと同じかもしれません。
結局、その手間をかけるのと、省くのとで、仕上がった文章は違うのでしょうか? 文字だけ見ると変わらないかもしれませんが、「念」みたいなものの違いは必ずある、と私は思っています。