友だちからのアドバイスって、要らなくない?
答えは自分の中にあります。
自分の内面を探るのは、井戸の中を覗き込むような感覚かもしれません。
井戸の中は真っ暗で怖いけれど、ひんやりと、静かに、澄んだ水が湧き出ています。とても、とてもきれいな水です。
その水のところへ降りていけば、答えは見つかる。
こんなことを書いているのも、私はいわゆる「友だちのアドバイス」を聞くのに疲れた時期があったからです。また、友だちにアドバイスする自分もいやでした。ひどいけんかもしました。話すのをやめた時はほっとしました。私は自分を守る方を優先したのです。
いわゆるアドバイスは、それを話す人のバイアス(偏見)がかかっています。その人の人生観、世界観が反映される。だからこそ役に立つ時もありますが、色つきのレンズで井戸水の本当の色を見ることは、できません。最終的には自分の目をよく開かなくてはならないです。
じゃあ、悩みがあっても誰にも相談せず、一人ぼっちで井戸の中を眺めるしか方法はないのでしょうか?
そうかもしれません。苦しいけれど、そうなのかもしれません。
ただ、その苦しさを実感すると、「友だち」の定義が変わってくるんじゃないかな。
大切な友だちとは、自分のありのままの状態を、そのまま受け止めて、ただ耳を傾けてくれる人。
どうでしょうか?