吊るし人スプレッドの並べ方
この「吊るし人」になぞらえた形にカードを配置します。全てのカードを裏返しにしてよく混ぜ、6枚引いて並べます。
今日の私はこんなふうになりました↓
このスプレッドでは、一枚のカードを二通りに読んでいきます。
- 木:何の木に吊るされているか
正位置=外側の世界(以下「外」)。周囲に頼っていること
逆位置=内面の世界(以下「内」)。自分の内面で頼りにすべきこと - ロープ:自分を縛るものは何か
外=やりづらい、動けない、できないと感じていること
内=今、理解を深める好機となっていること - 右足:意識
外=意識的に考えていること、信念
内=どんな深い領域に足を踏み入れようとしているか - 左足=無意識
外=3(意識)と食い違う、無意識レベルでの信念
内=その食い違いをバネに、どう成長できるか - 後ろにある手
外=何に対して無力感を感じているか。手放すこと、あきらめること
内=内面でどんなワークが必要か - 光る頭
外=今、どんな忍耐を強いられているか
内=暗闇を照らす、新しい案は何か
読んでみました:リーディング例
私自身に当てはめての解釈です。同じカードが出ても同様の解釈になるとは限りません。ご参考までにどうぞ。
- 木:剣のエース「意思決定」
相手に対して「早く決心してくれればいいのに」と望むからイラつく。
そんな時こそ自分の意思に目を向けるべき。 - ロープ:女教皇「精神性」
冷静で直感的な判断ができにくい。
今はじっと自分の心を見つめ、霊性を高めるチャンス。 - 右足:棒のナイト「行動力」
「思いついたら即、行動!」が信条(当たってます^^)
でも、衝動を抑えて時期を待つべきときもある。 - 左足:太陽「幸福、気づき」
表面上は不満たらたらでも、深い部分では幸せ(当たってます^^)
その充足感をもっと意識すれば冷静でいられる。 - 後ろにある手:剣のキング「知性による支配」
理屈でいくら訴えてもだめ。
「ひとこと言ってやりたい」という気持ちを捨てる! - 輝く頭=金貨のエース「物質」
物質的な面でスタート切れていないのを我慢。
最初の「木」で出たとおり、他人の意思決定を待つからイライラする。
視野を広げれば、自分ひとりで決められることも他にたくさんあるはず。
それがあるなら実行すればいいし、動けない今、貯金や物資の備蓄に励んでもいいんじゃない? あとは、幸せを時間や行動以外のもので計ってみること。
よっしゃーわかった! がんばります……(笑)自己カウンセリング終了。
周囲と自分は表裏一体
このスプレッドをしていると、「自分が世界をどう見ているか」が「自分の内面」に跳ね返るのがよくわかります。
カードから相手の気持ちを読み取ろうとせずに、自分の気持ちを掘り下げる。自分が変われば周囲も変わる。少なくとも、今どうすればいいかが自分でよくわかる展開方法だと思います。
参考図書:『The Complete Book of Tarot Reversals』Mary K. Greer
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