"ソウル・フラグメント・レトリーバル(soul fragment retrieval)"とは、どこかに置き忘れてしまった魂のかけらを救い出し、取り戻すスキルです。バーバラ・ブレナン校ではこんなことを普通に授業で実習しますので、びっくりです(ただしこれは解剖学&生理学の講師の先生が独自に伝授して下さったもの。正規のカリキュラムの応用編といったところです)。
このレトリーバルという単語、ヘミシンクでは有名です。魂の救出、とかそういう訳語で呼ばれているかと。ヘミシンクについてはこちらの記事でも書かせて頂きましたが、なんのために体外離脱するのかというと究極的には人助け、という点に深く感動しています↓
さてさて、魂の救出、と。そんなことが可能なのでしょうか?! 上の記事では私も「変性意識に入ってあっさり成功」なんて書いていますが、実際のところ、まだまだ懐疑的です。
魂の救出―モンロー研究所のヘミシンク技術が可能にした死後探索〈2〉 (「死後探索」シリーズ)
- 作者: ブルースモーエン,Bruce A. Moen,坂本政道,塩崎麻彩子
- 出版社/メーカー: ハート出版
- 発売日: 2006/08/28
- メディア: 単行本
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なのに、先月のBBSHの授業でいきなりそれをすることになりました。まずは自分の魂のかけらを見つけて取り戻すことからです。先生は「ハラ(腹)ラインを整えて、意識のレベルを調整して……」と。指示どおりに立ち、ハラを決めてみたところ……
なんか左右にいっぱいあるΣ(゚Д゚)
魂のかけらかどうかわからないけど、
何かが…ある!!!
怖くなった私は即座に手を上げ、先生に助けを求めました。
「先生、私、これ、やりたくありません!」
もはや私はへっぴり腰で、キメたはずのハララインはぐずぐずに崩れています。こういう時の私はかなり卑怯で意気地なしなのでした。
「シカさんどうしました?」
「なんか、左右に、いっぱいあるみたいなんです! ほら、そこにも、そこにも! 怖いっっっ!」
「あ、それね、他の人のかけらだから。大丈夫、集中して、自分のを探して」
え……どれかな……( ̄д ̄)
そんなのわかるわけないと思いましたが、意識を集中するとなんとなくわかるものです。左右にあるのじゃない。真ん中や! 私のは真ん中。
まっすぐ正面に手を伸ばし、自分のかけらをそっとつかみ、ゆっくりと体内に戻します。妙にほっとしました。
「そうですシカさん、できましたね」
適当にやっただけなのですが、先生に何かが見えていたのか……一応OK頂きました。かと言って私にかけらが見えていたかどうかは怪しいです。でも、あるのはわかる。説明しづらい感覚です。
次にクラスメイトとペアになり、相手のかけらをレトリーバルしました。この時も私は目がテンになり、「そんなの、どこにあるのかわからない」と茫然としました。こういう時にはスピリチュアルガイドの助けを借ります。そのスピリチュアルガイドというのも半信半疑なのですが、いると思えばいます。呼べば来てくれる。
ガイドの導きでかけら発見。ゆっくり、ゆっくり、とても柔らかではかないものを大切に手のひらにすくい上げ、クラスメイトの胸に戻しました。先生がまた私の方をじっと見ています。
「ビューティフル! ビューティフル!」
……先生、何が見えてるんだろう? この先生、メキシコで子供の頃から治療師みたいなことをしていたそうです。「この子が手を当てると病気が治る」と有名で。でも、そうした特殊能力だけでは物足りないと思って医師免許を取得し、その後すぐBBSHで学んでヒーラーになったそうです。
クラスメイトはずっと目を閉じていましたが、レトリーバルが始まったあたりから、なんとも言えない笑顔になっていました。終了後、「あなたが何をしていたか感じたし、わかったわ。ありがとう。本当にありがとう」と伝えてくれました。
バーバラ・ブレナン・スクール・オブ・ヒーリングはフロリダ州で正規の大学として認められていますが、本当に不思議な学校です。私はいまだにこの学校で学んでいることが信じられないでいる一方で、必然過ぎるほど必然だとも感じています。あとはなんだか、まだよくわかりませんが、直感はかなり鋭くなったような気がします。